

大きな病院になると、医療事務の仕事の中に一般事務とさほど変わらない庶務的業務だけを専門に行う部署があります。レセプト業務や受付窓口業務とは関係のない業務なので、派遣でも一般事務職として扱われているようです。
庶務の仕事としては、入院証明書や各種診断書を発行したり、様々な文書を保管し管理したり、診療材料や医薬品、物品の管理や事務室での電話対応、問い合わせに対する対応などを行っています。
庶務的業務ということで軽んじられる部署と考えられるかもしれませんが、きちんと医薬品を管理しなければ、万が一薬品の紛失が起きたときにそれに気がつくことが出来ません。外部の人間、また時には内部の人間が医薬品を持ち去ることもあるのです。
常日頃からきちんと管理されていると分かれば、持ち去り等の被害を防ぐことができます。また物品もきちんと管理されていなければ、いざというときに必要なものをすぐに揃えることも出来ません。また庶務が行う電話対応も、現場の医師や看護婦に行わせるわけにはいきません。
直接医療行為に関係ない電話が毎日たくさんかかってくるからです。医師や看護婦の日々の業務に支障があってはなりません。医師・看護婦が他の業務に手を取られると、結果的に医療サービスの質の低下につながり、結果的に患者さんにしわ寄せが来るのです。
ですから庶務的業務は、病院を運営するために必要な仕事です。医療事務には様々な種類がありますが、直接医療行為を行わないとしても患者さんのために必要な仕事をしていることに変わりはありません。医療の現場で働く人々は、ただの一人として、軽んじられるような仕事をしてはいないのです。