

大きな大学病院や総合病院では、毎日毎日大勢の患者さんが来院されます。外来はもちろん入院患者さんの数を入れると、年間数千人・数万人規模になる病院もあるでしょう。そんな大規模な病院では、病院の状態をより正確に把握するために、膨大な量の資料を仕分けて分析し、様々な情報を分析することも医療事務の仕事の一部です。
医療情報処理業務には様々な分析がありますが、まず一日の外来患者数や通院回数や通院率、入院ベッドの稼働率などを分析する病院の統計業務があります。これらの情報を分析することで、今後の病院経営の指針にすることが出来ますし、今の経営の改善点や今後の計画を立てるための基礎資料となります。
また通常患者さんは診察が終わった時点で窓口にて自己負担分の医療費を支払いますが、何らかの事情で未払いのままにしている場合は、いつ、誰が、どれくらいの金額を未納にしたままなのかという情報をまとめ、滞納者に督促状を送ったり電話や自宅を訪問することで未収の医療費を回収することも医療情報処理業務の一つです。
この未収金に関しては、3年間回収できないまま放置していると時効が来てしまい、2度と徴収することが出来なくなります。未収金の額が増えてしまうと病院の経営そのものに影響が出ますので、一人でも多くの方から未収金を徴収できるよう、活動は続けていかなければなりません。
また病院には、患者の利用状況や医療従事者の情報を病院報告として保健所に提出する義務があります。患者票には毎月の外来患者数や新入院患者数・退院患者数などを記入し、毎月一回保健所に提出します。また従事者票は年に一回保健所に報告しています。これは医療法に基づいた医療統計の一つとなっています。報告を怠ることは出来ませんので、しっかりと書類が作成できる能力と責任感が求められます。