

医療事務に関連する資格は、その数が非常に多く、しかも名称も似通っているため一見すると区別しにくく混乱してしまいますが、ここでは代表的な資格のみをご紹介いたします。
まず医療事務技能審査試験(メディカル・クラーク)は、財団法人 日本医療教育財団が年3回実施しており、合格率はおおむね50パーセント。その難易度は平均よりもやや易しいレベルです。試験に合格すればメディカル・クラークの称号を得ることができます。
この称号は、合格者が医療報酬請求事務の能力(レセプト業務がきちんとこなせる)があること、また、窓口業務・会計業務など医療事務職員としての能力をきちんと備えていることの証となります。
またこの試験は35年という長期に渡り実施されており、累計合格者数は79万人で、その実績や合格者数などから医療機関より高い評価を得ています。医療事務関連の資格ではポピュラーなことから、最近の受験者数は年間約5万人にものぼり、医療事務関連の試験では最大規模となっています。
この資格は1級と2級に分かれており、受験しやすい2級は、医療機関で半年の実務経験があれば誰でも受験できます。1級の受験のためには、2級合格後、医療の現場で1年6ヶ月の実務経験が必要です。また2級合格者でなくても、医療現場で3年以上の事務実務経験があれば誰でも受験可能です。
これ以外にも受験資格者の規定がありますが、実際に医療事務の勉強を経験したことがあれば比較的受験しやすい試験です。試験の内容は実技と学科に分かれており、実技も筆記形式と実技形式の2種類があります。医療事務に携わる職員の能力向上に、また自分自身が持つ医療事務の能力を証明するために、多くの方が挑戦している資格です。